食事療法の基本は腎臓の働きや病気の症状に応じて医師からたんぱく質、エネルギー、食塩、水分、カリウム等についての摂取量の指示がだされますので、指示にあった食事をします。
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| たんぱく質はとりすぎないようにしましょう |
- たんぱく質を多くとりすぎると、腎臓からしか排泄されない尿素窒素やクレアチニン等が多くなり腎臓への大きな負担になります。
- たんぱく質は魚や肉だけではなく、ご飯、パン、芋類、果物、野菜などにも含まれていますので注意しましょう。
- 1日の指示されたたんぱく質量をいろいろな食品からとりましょう。
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| エネルギーは十分にとりましょう |
- たんぱく質が体内で有効に利用されるよう、エネルギーは不足しないようにしましょう。
- また、エネルギーが不足しますと、身体中のたんぱく質が分解されエネルギー源になり(これを異化作用といいます)、体内の尿素窒素が増えるため、たんぱく質を多く食べたことと同じ状態になり、たんぱく質を制限する意味がなくなります。
- たんぱく質が含まれない砂糖・でんぷん等や油類を上手に使用しましょう。
- 甘い和菓子や洋菓子はエネルギーアップになりますが、たんぱく質も多く含まれていますので気をつけましょう。
- サラダ油、マヨネーズ、ドレッシング等の油類は少量で高カロリーがとれます。
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| 食塩は控えましょう |
- 腎臓でのナトリウムを排泄する能力が落ちていますので、食塩は控えましょう。特に高血圧の方は食塩の制限が必要となります。
- 加工食品(ハム、ソーセージ等)や練り製品(はんぺんやかまぼこ等)はできるだけ控えましょう。
- 漬け物、佃煮、干物はやめましょう。
- みそ汁等の汁物は半量にするか又は飲まないようにしましょう。
- レモンや酢等の酸味の利用により減塩でもおいしく食べられる工夫をしましょう。
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| カリウムの制限をする場合 |
- 腎機能が低下して血液中のカリウム量が多くなり過ぎたとき、カリウム制限の指示がでる場合があります。
- カリウムはあらゆる食品に含まれています。たんぱく質を減らすことによりカリウムも減らすことができます。
- 生果物は通常の半量にするか果物の缶詰にしましょう。特にバナナ、メロン、キウイフルーツはカリウムが多いため注意しましょう。なお、缶詰のシロップは飲まないようにしましょう。
- カリウムは水に流出しやすいので野菜・芋類は小さめに切ってから茹でこぼすか水にさらしてから調理しましょう。
茹でた場合に除去できるカリウム量は、その種類や調理するときの形状、水の量、処理時間によっても異なります。ほうれん草などの葉茎菜類で約45%、いんげんなどの未熟豆類で約30%除去できます。
小さめに切ったり、茹でた後によく水を切ったり、搾るようにすると、より多く除去できます。
水にさらした場合も、茹でた時と同様に種類や切り方で相違が見られますが、玉ねぎなどの根菜類はカリウムの約40%が除去できます。
- 海藻類はカリウムが多く含まれていますので、一度に多量にとることは控えましょう。
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| 水分の制限をする場合 |
- 症状によっては水分の制限が必要になります。
- 飲む水分量を計量しましょう。
- 料理の水分も考慮しますので、水気を切って食べるようにしましょう。
- 極端な水分制限は腎臓を流れる血液量が減少し、働きが落ちるため指示量は摂取しましょう。
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| 食事療法をおこなうにあたって |
- 食事療法を行う場合は必ず医師の指示に従い、具体的には管理栄養士に相談しながら行いましょう。
- 医師の指示に合わせてたんぱく質、食塩を控え、エネルギーを十分にとるには、食品の選び方や料理方法の工夫が必要です。
- 食事療法の複雑な条件のもとでも腎臓病食の特徴を生かした、治療の目的にそった食事ができるように工夫された「腎臓病の食品交換表」(医歯薬出版)の活用をおすすめします。
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