終末期医療


社団法人全日本病院協会では『終末期医療とは、現代医療における治療の効果が期待できず、延命を図る積極的治療がむしろ不適切と考えられる状態で、生命予後が6ヶ月以内と考えられる段階にある末期患者の看護を言う』と定義づけています。

この時期に行われる医療は、「緩和ケア」といわれ、病状の緩和、治癒を目的とはせず、患者はもちろん、患者の家族たちの「生活の質(Quality of Life :QOL)」を改善するようなケアです。身体的、心理的、社会的、精神的な問題に対して対処しそれらからの苦痛を防ぎ、かつ苦痛を開放することが目的となります。具体的には以下のように世界保健機構(WHO)の定義があります。

 ・ 痛みやそのほかの苦痛な症状から解放する
 ・ 生命を尊重し、死を自然の過程と認める
 ・ 死を早めたり、引き延ばしたりしない
 ・ 患者のためにケアの心理的、精神的側面を統合する
 ・ 死を迎えるまで患者が人生を積極的に生きてゆけるように支える
 ・ 家族が患者の病気や死別後の生活に適応できるように支える
 ・ 患者と家族-死別後のカウンセリングを含む-のニーズを
   満たすためにチームアプローチを適用する
 ・ QOLを高めて、病気の過程に良い影響を与える
 ・ 病気の早い段階にも適用する
 ・ 延命を目指すそのほかの治療-化学療法・放射線療法-とも結びつく
 ・ それによる苦痛な合併症をより良く理解し、管理する必要性を含んでいる

この終末期ケアを行う施設や在宅ケアをホスピス(hospice)ともいいます。

 

 

 

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日時:2010年5月 2日 09:46

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