AED (自動体外式除細動器)


病院以外の場所で心停止して倒れた人がAED(自動体外式除細動器)で電気ショックを受けるまでの時間が8年間で半分以下になり、救命率は倍の3割になったことが京都大などの解析でわかりました。より効果を上げるには一般の人の取り組みがカギということになります。

病院外で心停止した人の救命記録をきめ細かく集めている大阪府内の98~06年のデータを分析しました。倒れた際に目撃者がいた約9千人分を検討しました。このうち、心筋が細かく震えて血液が送り出せなくなる心室細動を起こしたのは1733人です。ほぼ全員が救急救命士によりAEDで電気ショックを受けました。

心室細動では、心停止から電気ショックまでの時間が命や後遺症に大きくかかわります。その時間は98年に平均19分だったのが徐々に短くなり、06年に9分。1カ月後に生存している救命率は15%から31%に、神経障害がほぼ残らず社会復帰する率も6%から16%に上がりました。AEDを使うのが1分早ければ、社会復帰率が16%高まる計算といいます。

AEDは、03年から医師の指示がなくても救命士が、04年から一般の人も使えるようになりました。スポーツ大会などで配備され、倒れた人に使われる機会も増えました。京都大では「救急隊の努力でここまで上がったが、これ以上到着時間を縮めるのは難しい。居合わせた一般の人がもっと心肺蘇生やAED使用に取り組んでくれればさらに救命率は高まるはずだ」と話しています。

 

 

 

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日時:2009年4月 6日 05:15

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