骨粗しょう症
国内に1千万人とも言われる骨粗しょう症(こつそしょうしょう)や、関節リウマチの画期的な新薬の候補を、大阪大と米国立保健研究所のチームが発見したそうです。脂質の一種で、骨を壊す細胞を、骨から引き離す働きをするということです。
骨を作る細胞と壊す細胞(破骨細胞)のバランスが崩れると病気になりますが、破骨細胞が骨の中で働く仕組みはよくわかっていませんでした。
大阪大免疫学フロンティア研究センターでは、生きたマウスの骨の中を見ることができる新しい顕微鏡を開発し、骨を壊す細胞の動きを観察しました。
その結果、血液中に含まれる脂質の一種「スフィンゴシン1リン酸」(S1P)に、破骨細胞を血管へ引き戻す働きがあることを突き止めました。
チームは、免疫抑制剤として海外で臨床試験の最終段階まで進んでいる薬に、S1Pと同じ仕組みで働くものがあることに注目。この薬を骨粗しょう症のマウスに投与したところ、骨の破壊が6割軽減されることがわかりました。この薬は、冬虫夏草の成分をもとに作られたもので、S1Pより強い働きをもつということです。
すでに人の薬として開発中なので安全性は高いということです。骨粗しょう症や関節リウマチ、がんの骨転移など骨が壊れる病気のひとに役に立つといいですね。
日時:2009年2月27日 22:20
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