気を付けてほしい「子供のしかり方」


叱る前に一呼吸おいて「子どもの気持ち」を考えてみましょう

しかられたときの記憶が、大人になってからも大きな影響力をもつことがあります

非常に印象に残っている過去の場面として、叱られた時の話がよく出てきます。本人もずっと忘れていて、成長してから何かのタイミングで思い出すこともあるようです。親の方はおそらく忘れてしまっているであろうエピソードを子どもの側では鮮明に覚えていて、実は小さい時の記憶が心の奥にずっと残っているとわかります。

小さい時から親が恐かったと話す人に、どう恐かったの?と聞いても、うまく話せません。どんな時に恐かった?と聞くと、たとえば学校の成績が悪くて叱られた時、と言うそうです。親に「どうしてこんな成績をとるの?」と言われても、子ども本人はわかりません。普通にしていても、成績が悪い時というのはよくあることです。子どもが黙っていると、親は感情がエスカレートし、一方的に子どもにぶつけてしまいます。こうなると子どもはますますおそろしくなり、自分の気持ちを話せなくなってしまいます。

子どもは、小さい時ほど、うまく自分の気持ちを言語化できないものです。「どうしてこんなことするの!」と怒られても、本人もわからない。何か言いたくても、うまく言えず黙ってしまう。子どもは追い詰められます。その時は、何が起こっているのか、大人がなぜそんなに怒るのかわからず、ただすごい形相の親を前にして、恐怖心だけが残ります。


行為を受容するのではなく、「気持ち」を受容してあげましょう

受容してあげるというと、叱っちゃダメなの?と思う人がいます。悪いことをしたら、行為は叱っていいのです。ただ、どうしてそうしたのか、それをした後どう思っているのか、親として思い返す態度が大切です。あらゆる行為は、何かそうしたくなる気持ちが子どもにあってのことです。例えば、モノを壊してしまった時でも、もしかすると別のモノをかばおうとして壊してしまったのかもしれません。下の子をいじめるのだって、自分に関心を向けたいからかもしれません。ただ、「どうしてそんなことをしたの?」と聞かれても、子どもは正確には答えられない、ということを踏まえておく必要があります。子どもがその時どう感じているか、そこに思いをはせることができれば、親も無茶な怒り方にはなりません。

とはいっても、後からふり返って気づくことはあっても、叱っている最中に子どもの気持ちのことまで考えるのはなかなか難しいものです。

むしろ、日常の会話の中で子どもの声に耳を傾けるようにすると、子どもは思いもかけない感性や親へのいたわりの気持ちをみせてくれます。

「子育ては自分育て」とよく言いますが、子どもに育てられる部分が大きいと思います。自分も子どもに育ててもらう、くらいの気持ちで、ゆったりと楽しみましょう。

 

 

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日時:2009年2月14日 04:56

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