氷の上で生活するイヌイットの人たちは、基本的に穀類や野菜などを食べないで生きています。
しかし、アザラシやカリブーなどを食べるときには内臓まで食べています。
野菜や果物がとれない氷の上では、内臓を食べることでビタミンCを補っているのです。
また、南米メキシコで、トウモロコシを主食にするインディオの人たちの食生活は、ほぼトウモロコシだけといえるほど、副食の少ないものです。
ただし、彼らはトウモロコシを私たちのようにゆでてかじったりはしません。
からからになるまで天日で干して、一粒ずつ手でむしり、それを粉にします。
その粉からパンのようなものをつくって食べています。
つまり、そのようにすればトウモロコシの胚芽の部分まで全部食べることができるわけです。
ゆでてかじると、たいがいは胚芽の部分が芯に残ってしまうものです。
また、肉の大量消費国ドイツには、たくさんの種類のソーセージがあります。
材料を見ても枝肉(筋肉部分)だけではなく、血、舌、レバー、腎臓、心臓などを腸に詰めたもの、また、胃袋や膀胱にそれを詰めたものもあります。
肉食の歴史の長い国では、まさに「血の一滴もむだにしない」。
つまり、頭からしっぽまで食べるのが普通なのです。
氷の上に住むイヌイットの人たちは植物性の食物はほとんど食べず、カリブーなどの肉を食べています。
パプアニューギニアの高地人は、動物性の食物をほとんど食べず、1日に1キロ以上のサツマイモを食べ、タイのアカ族は1日に1キロ以上の米を食べ、アンデスの高地に住む人たちは朝から晩までジャガイモを食べるといいます。
このように考えてみると、それぞれの民族はまさしく偏食なのです。
それぞれの民族は、自らの住む風土に適した食物を偏食しています。
まさに世界の民族の食生活は、さまざまです。
「バランス」などという言葉では理解できないような食生活をしている民族がたくさんいます。
そこには1つの共通点があるのではないでしょうか。
つまり、主となる食物は「全部、丸ごと食べる」という共通点があるようです。
全部、丸ごと食べる
トラックバック(0)
このブログ記事を参照しているブログ一覧: 全部、丸ごと食べる
このブログ記事に対するトラックバックURL: http://propolis-ya.com/mtos/mt-tb.cgi/51

コメントする